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『芍薬甘草湯』大量発汗の後や熱中症の後、夜中に足がつる方、こむらかえりをする方へ
毎日、35度を超える酷暑。
体の熱を冷ますために、汗が出るので何もしなくても夏は疲れます。
汗と一緒に出るのが、漢方でいうなら「気」なので、疲れてしまいます。
大量の発汗のあとに、疲れるのも困りますが、足のつりなどを起こすことがあります。
なぜ、つりやすくなるのか、どのようにしたら予防できるか、こむらかえりなど、つった時に使うことの多い漢方薬と使い方の注意点などをお伝えしたいと思います。

【足のつる原因】
足がつる原因は4つあります。
①筋力の低下
主に高齢の方は筋肉の量が減っているので、起きやすくなります。
②筋肉疲労
いつもより動いた、よく歩いた時など、比較的若い方の原因です。
③冷え
プールや海などで、泳いでいるときや、水につかった時に起こったことはないですか?
なんともいえないつった感じ、プールでつったことがありますが、冷えが原因です。
また、夏場クーラーをかけていて、タオルケットから足がでててつったときは、冷えが原因しています。
明け方につるのは、気温がぐっと下がったことが原因しています。
④電解質の不足
発汗しすぎたあとにつるのは、ミネラルが汗と一緒にでたことが原因しています。
経口補水液は電解質の量が全体の0.1~0.2%で、これをとっても解決しません。
0.9%以上摂ったほうがよくて、梅干しをなめていると解決したという方もいます。
年配の方で明け方に足がつる場合は、上の4つの原因があわさってなります。
【つった時、こむらかえりの時にのむ漢方薬】
葛根湯と同じくらい、皆さんに知られている芍薬甘草湯。急にこむらかえりや足がつったときには、これをのむと5~6分くらいで治まってきます。芍薬と甘草という二つの生薬が入っています。入っている生薬の数が少ないものは、シャープに効きます。
【芍薬甘草湯を飲むときの注意点】
つるまえにのむ漢方薬ではないで、つってから飲むようにしてください。
寝ててつると、飛び起きてしまうので、寝る前にのんでおきたい気持ちはわかりますが、枕元に水と一緒に置いておき、つってからのみましょう。
予防で1日3回飲む、また万全と継続するのはおすすめしません。継続的に飲む場合は、別の漢方薬をその方に合わせて提案いたします。
【まとめ】
大量発汗の後などは特にミネラルが不足し、足がつりやすくなります。
足がつったことがある方は多いですが、背中やおしり、指などが、こむらかえり、つるという方もいます。
病院では芍薬甘草湯をだしてくれることが多いのですが、頻繁につるかたは、カリウムや肝臓のお薬が出されることがあります。
ミネラル不足や筋肉が減ったことが原因していることもありますので、芍薬甘草湯を飲んでいるのに、よくならない時は、他のことが原因していたり、さけたほうが良いこともあります。
かつて、私の母は全身がつって救急車で病院に運ばれたことがありました。
それまで、足がつることはたびたび経験していましたが、全身がつって動けなくったのは初めてで、何が起こったかわからなく、本当に怖い経験をしたようです。
夏の大量発汗のあとのつりなら、芍薬甘草湯を服用し、ミネラルを補給し、体を休ませ、冷やし過ぎないようにするとほとんどの場合改善しますが、頻繁に足や背中などの体がつる場合、なかなか改善しない場合は、お気軽に京都府向日市にある漢方心愛薬局にお気軽にご相談ください。お待ちしております。
※この文章の執筆、監修者 薬剤師 岩脇左予巳

