TEL・お問い合わせ

研修・出張などでお休みすることがございます。
お電話などでご予約いただいてからお越しください。

電話受付時間
10:00~19:00 ※土曜…10:00~17:00
定休日
木曜・日曜・祝日・第2土曜・夏期休暇・年末年始

当日カウンセリング 最終予約受付時間

月火水金…ご継続の方は18:00まで、初回の方は17:00まで
土…ご継続の方は16:00まで、初回の方は15:00まで

ブログ

今年は、いつもより自律神経が乱れやすいのは何故?

今年はいつもの年よりも自律神経が乱れやすいので、「自律神経を整える生活」を意識して過ごしたほうがよいようです。

自律神経、自律神経ってよく耳にしますが
自律神経ってそもそもどんな働きをするのか
乱れるとどんなことがおこるのか
自律神経を調えるにはどんなことをすればいいかをお伝えします。

【自律神経って何?】

寒い時に人は体を震わせることで筋肉を動かしたり、血管を収縮させて筋肉を硬くすることで体温を上げます。逆に暑いときには汗をかくことで熱を放出し体温を下げます。
こういった生命活動の調整を司るのが自律神経です。
自律神経とは字のごとく自らを律する神経。
私たちが意識をしなくても働き続けて、生命活動を行う神経のことです。
自律神経には活動するときに優位になる「交感神経」と休息するときに優位になる「副交感神経」とがあり、“寒い“”熱い”といった周りの環境の変化に合わせて、体の状態が一定に保たれるように働いています。
こうした「ホメオスタシス(恒常性)」の働きが私たちの生命を支えています。

 

【何故今年はいつもの年より自律神経が乱れやすいの?】

季節の変わり目は寒暖差の大きな日が続きます。多少の変化であれば問題はありませんが、一日の気温差が10度近いなどということになれば、体温を調整するために自律神経が必要以上に活発になってしまいます。今年は外出を控える機会が多くなり、寒暖差に慣れていないために普段よりも過剰にエネルギーを消費し、体に疲労が蓄積してしまうのです。こういう時期に起こりやすいのが「寒暖差疲労」です。つまり、気温の差が大きいことで自律神経の機能が乱れ、自律神経が疲れてしまっていろいろな症状が出てきます。

 

【自律神経が乱れてどんな不調がおきるの?】

肉体的な不調は、頭痛やめまい、肩こりなどの症状が起こります。血流が悪くなることで冷え性を引き起こし、だるさが続いたり食欲がなくなることもあります。

精神的な不調は、自律神経の乱れから、イライラや不安、落ち込みなどのダメージを受けやすくなります。

 

【寒暖差疲労をためないための自律神経を調える生活】

①温度差のない環境づくり
お家にいるときに室温を上手に調整することは大切です(例えば、WHOのガイドラインによると、冬季の室温は全室18度以上にするよう勧められています。夏場はクーラーを上手に使いたいですね)また室内外の気温差に注意して外に出るときは服装で調整を心がけて下さい。

②良質な睡眠を取る
交感神経と副交感神経のバランスを取るには良質な睡眠が大切です。

③お風呂にゆっくりつかる
入浴すると全身の血行が良くなります。自律神経のバランスを取る為にもシャワーだけで済ませるのではなく、ぬるめのお湯にゆっくり浸かるようにして下さい。

特別なことではないので、出来そうですよね(^-^)
「自律神経を整える生活」を意識して過ごしましょう!!

 

【漢方薬で出来ること】

イライラや不安感といった精神不安を安定させることを漢方では「安神」といい、古来より竜骨(大型哺乳類の化石化した骨)や牡蛎(牡蛎の殻を風化させたもの、ボレイと読みます)といった生薬が入った漢方薬や、鬱々とした気持ちを晴らす生薬(紫蘇葉等)などが入った漢方薬を使います。その他にも、体を温め、血流をいい状態に保つような漢方薬で自律神経を調えていきます。

寒暖差疲労をためないように、漢方薬なども上手に使いながら自律神経を整える生活を心がけたいですね。

気になる不調などがございましたら、お気軽にお尋ねください(^-^)

 

参考資料:自然薬 健康かわら版