腰痛・膝痛などの痛み
親指を動かして手首が痛むのは、腱鞘炎のドケルバン病
親指を動かして手首が痛むのは、手の腱鞘炎の一つでドケルバン病といわれます。
別名は、スマートフォンサム。現代病ともいわれています。
【なりやすい人】
★親指をよく使う人
現代病と言われるのは、スマホをよく使う人に発症しやすいからです。
右手でスマホを持ち、右手の親指で文字を打つタイプの人がなりやすく、私のように左手でスマホをもって、右手指で文字を打つタイプの人はならないようです。
パソコンのキーボード操作やゴルフ、テニスのラケットを使う方、ギターやピアノなどの楽器を演奏する人などに多くみられます。
★出産前後や更年期の女性
ホルモンのバランスが乱れ、エストロゲンの低下でむくみが起こり健と腱鞘の摩擦が起こりやすくなることで痛みがおきます。
出産後の女性がなる場合は、ホルモンバランスの低下が背景にあるのと、首が座ってない赤ちゃんを抱くときに頭を支える必要があり、その時に親指を大きく広げるなどの手の形が腱鞘に負担をかけるためと考えられています。
★腱の通り道が構造上狭い人
腱鞘を通る2種類の腱の間に「隔壁」がある人は、腱の通り道が狭く、腱が圧迫されやすいため、ドケルバン病を発症しやすい傾向があります。
【治療の基本】
手首と親指の安静と薬の服用。
軽度の場合は、消炎鎮痛薬の服用やシップ、塗薬。
重度の場合は、ステロイド薬を腱鞘の中に注射します。
消炎鎮痛剤やステロイド薬で改善しない場合やいったん治っても再発を繰り返す場合は手術が検討されます。
【漢方で出来ること】
末端の血流を改善し、弱くなってしまった腱や腱鞘、靭帯の腫れを改善します。
手を使わないようにすることが再発防止になりますが、漢方薬の力を使って、冷えの改善や血流の改善をしていきます。
スマホの使い過ぎで手首が痛くてお困りの方、病院の薬を使うと調子の悪くなる方、根本的に解決したい方はお気軽にご相談ください。
お待ちしています(^-^)