腰痛・膝痛などの痛み
服のボタンがかけづらくなったら、手根管症候群かもしれません。
手や指のしびれや痛みが起こる手根管症候群というのがあります。
痛みやしびれといったことより、日常の生活の中で「感覚が鈍くなる」「服のボタンがかけづらい」といったことが気になれば、もしかしたら手根管症候群かもしれません。
親指から薬指の中指側までに痛みやしびれといった症状が出ます。小指には起こらないのが特徴です。また、明け方に症状があり、手を振ると症状が改善されるといった特徴もあります。
【原因】
手のひら側の手首に近いところにある手根管の中で「正中神経」が圧迫され、手指にしびれや痛みなどの症状が起こります。
【なぜ、明け方に痺れや痛みが出やすのか？】
ズバリ、明け方は冷えているので、血行が悪くなります。手がむくみ、手根管が圧迫されて痛みやしびれが出やすくなります。そのため、手を振ると血流が良くなり、しびれやむくみが軽減して症状は軽くなります。
【なりやすい人】
・出産前後や更年期の女性
ホルモンのバランスが乱れ、抗浮腫作用のあるエストロゲンの分泌が低下するとむくみやすくなり、正中神経を圧迫して痛みやしびれが起こってしまいます。
・糖尿病の人
全身の血流、特に末端の血流が悪いために手の栄養が行き届かず、症状を引き起こしてしまいます。
【一般的な治療】
軽度の場合は、神経の痛みを和らげる薬や装具で様子をみます。改善しない場合は手根管内部にステロイド薬を注射し、炎症を抑え圧迫を軽減します。それでも改善しない時は、手術で正中神経の圧迫を取り除きます。
【漢方薬で出来ること】
・まず、痛みをとる。
（痛みを止めるというより、痛みの原因となっているものをどかす。）
・血流をよくする。
・再発防止。
血流はすべての基本です。
血液の質をよくして流していくことが出来るのは、漢方薬の得意とするところです。
京都府向日市の漢方心愛薬局にお気軽にご相談ください(^-^)