TEL・お問い合わせ

研修・出張などでお休みすることがございます。
お電話などでご予約いただいてからお越しください。

電話受付時間
10:00~19:00 ※土曜…10:00~17:00
定休日
木曜・日曜・祝日・第2土曜・夏期休暇・年末年始

当日カウンセリング 最終予約受付時間

月火水金…ご継続の方は18:00まで、初回の方は17:00まで
土…ご継続の方は16:00まで、初回の方は15:00まで

ブログ

その子宮筋腫はどこに出来てますか?

子宮筋腫は、子宮に良性の腫瘍が出来る病気で30歳以上の女性の4人に1人に見つかる身近な疾患。場所や大きさで症状も様々。不妊や流産の原因にもなってしまいます。けれど意外と知らないのが、自分の筋腫がどこに出来ているかということです。

症状からどこに筋腫が出来ているかを知り、病院ではどのような治療をするのか、また漢方薬ではどんなことが出来るかをお話したいと思います。

子宮筋腫の三大症状は
・月経痛
・月経過多
・貧血

その他の症状として
・下腹部の激痛
・下腹部のしこり
・圧迫による頻尿、便秘、腰痛
・月経困難症(月経痛、腰痛、吐き気など)
・おりものの増加
・過多月経、たちくらみ、めまいなどの貧血症状
・不妊
といったもがあります。

特徴的な症状から、どこに出来てるかを見ていきましょう。

筋腫が出来る場所は大きく分けて3か所です。

【粘膜下筋腫】
月経過多ならこのタイプになります。子宮の内側に出来て、小さいものであっても月経過多(月経痛)となり、不妊の原因にもなります。手術をして半年間は妊娠しやすい状態となりますが、1.2年すると再発することが多いようです。

【筋層内筋腫】
月経痛がひどいようであればこのタイプだと思われます。月経の時に内膜が引っ張られるので、月経痛がとにかくひどい。月経過多になることもありますが、筋腫の近くて着床すると流産してしまうこともあるので、不妊症の原因にもなります。

【漿膜下筋腫】
症状がほとんどないようならこのタイプ。筋腫があると言われても、症状がないので気にならないのですが、月経痛や過多といった月経に関する症状がないとしても、内臓側に大きくなりやすいので、便秘や頻尿、腰痛といった別の症状がでることもあります。赤ちゃんの頭ほどの筋腫があったというのを聞いたことありませんか?漿膜下に出来た筋腫だと思われます。

一番つらいのは、粘膜下筋腫。その次が筋層内筋腫です。

病院での治療だと以下のようになります。

【子宮筋腫の治療】
症状がなし・軽い
⇒経過観察

症状あり
⇒薬物療法
(主なものは 造血剤、鎮痛剤、ホルモン療法)
⇒手術
(子宮筋腫だけ取る:子宮は残すので妊娠可能)
(子宮を取る:妊娠不可能、卵巣は残す)

手術前にホルモン療法をして、生理をとめ筋腫を大きくしないようにします。

 

では、なぜ筋腫が出来るのか?

もともと筋腫核をもっていて、エストロゲンが反応して大きくなると考えられています。

漢方での考えは、冷えがあって、血液の流れが悪くなり筋腫出来ると考えます。

【漢方薬で出来ること】
体を温める。
骨盤内の血流よくする。
月経過多を予防する。
月経痛を軽くする。

実は私も筋腫があると健康診断で言われました。これといった症状はなく経過観察でしたが、漢方薬を飲んでいたので、なくなっていると病院で言われました。
不妊症の原因になったり、便秘や頻尿、腰痛の原因になる子宮筋腫。
漢方薬と食事、養生でつらい症状をすこしでもよくしましょう。
お気軽にご相談ください(^^)