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『乙字湯』便秘気味で痔になりやすい体質の方にお勧めです

「私、実は痔です」ってなかなか人に言えない、なんとなく恥ずかしいイメージありませんか?

実際には、成人の多くは一度は経験すると言われているほど身近な症状です。

人にはなかなか相談しづらく、「ほっておいたら、そのうち治るだろう」って、我慢してしまう方も少なくありません。

 

おしりからの出血や痛み、違和感は身体からの大切なサインです。

 

痔の種類、原因、日常生活で気を付けたいことや、身体でおこってること、漢方薬で出来ることをお話したいと思います。

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【痔の種類と特徴】

★きれ痔(裂肛):簡単にいうと肛門がケガをした状態です。便が硬かったり、大きかったために、粘膜が傷つくことでおこります。痛みが強いと、排便することが怖くなり、我慢してしまい、さらに便が硬くなり、また切れてしまうといった悪循環が起こります。便秘だけでなく、下痢が続くことで起こる場合もあります。

 

★いぼ痔(痔核):肛門部や直腸部の粘膜にある静脈がふくらみ、こぶのようになった状態。(静脈瘤)肛門や直腸にある静脈内の圧が高まると生じやすくなります。妊娠や排便時のいきみ、力仕事が原因で、便秘があるといきみがひどくなり、起こってしまいます。

 

★痔ろう:肛門に膿のトンネルができてしまう。痔ろうは重症疾患なので、発熱(38~39度)やおしりに熱をもっていて膿がでる、肛門周囲が腫れてズキズキ痛みがある場合は、必ず病院を受診してください。

 

【痔になりやすい人】

便秘の人が、圧倒的に痔になりやすいです。

かならずとも言えませんが、強くいきんだり、硬い便のために痔になってしまいます。

 

【痔の人が気を付けたい生活習慣】

・辛いもの、油っこいもの、お酒が多い人は控える

・妊娠中、多産の方は、胎児の育成や育成、出産で肛門の血流が圧迫されることと、妊娠、出産で体力を消耗することで痔になりやすい。栄養をしっかり摂り、血流が悪くならないように、入浴や軽い運動を心がけてください。

・運動不足の人、座り仕事の多い人、決まった動きしかしない人は、下部の血流が悪くなり、痔になりやすくなるので、適度に動くようにしましょう。

・慢性疾患:子宮筋腫など下部にしこりがあったり、慢性的な疾患があることで動きが制限され、痔が発生してしまうリスクが高くなります。また、咳によって腹圧が増加されることで痔が形成されてしまうことがあります。慢性疾患の治療をすることで、痔になりにくくなることもあります。

 

【便秘傾向の痔に乙字湯】

炎症を緩和して、大便を出しやすくする大黄という生薬が入っているので、大便が硬い人、便秘傾向の人には、乙字湯を使います。

腫れが強い人、血流が悪い人、痛みが強い人、出血がひどい場合などは、それに応じて漢方薬を加味していきます。

乙字湯を飲むことで、下痢になるようであれば、半分量にするか、飲む回数を減らす。その他に、食事や飲み物の量や内容の見直しなどが必要かもしれません。

 

【乙字湯が使えない痔】

乙字湯は、便秘傾向の方に使う漢方薬です。普段から軟便、下痢の方が飲むとひどい下痢になってしまうことがあるので、飲まないでください。そういった方は、胃腸が弱い傾向にありますので、補中益気湯をベースにその方に必要な漢方薬を加味していきます。

 

【まとめ】

肛門に塗る薬を使う方は多いですが、塗薬や座薬は一時的なものです。ステロイドが入ったものがあり、かえって血流がわるくなってしまうこともあるので、繰り返す痔には、万全と使い続けないで、生活の見直し、体質のことなど根本解決のほうにも目を向けるようにしてください。

肛門には静脈が網のように存在し、二足歩行であるがゆえに重力や腹圧がかかりうっ血を起こしやすい。痔は四つ足動物にはみられない病気で、2本足で歩く人間の宿命といわれています。人間の身体は、心臓より下に肛門があるため、肛門から心臓へ循環する血液が戻りにくく、肛門周辺は血流が悪くなりやすい。痔のことを「肛門のしもやけ」と表現するくらいです。

痔のためにいきめないとますます便秘になってしまい、いつまでも改善しない、悪化していくといった悪循環になってしまいますので、漢方薬と生活習慣の改善で、痔になりにくい体質にしくおことおすすめします。

 

いぼ痔でお悩みの60代男性M様

肛門に大豆くらいの大きさのいぼが出来てしまい、どうしたものかとお悩みでした。乙字湯と炎症を抑える漢方薬も一緒に服用されました。3週間を過ぎたころから、急に小さくなり米粒くらいのいぼになったそうです。基本的には1日3回の服用ですが、1日2回の服用になってしまったり、1日1回の服用になったこともあったそうです。「あきらめないで、飲み続けてよかった。あと少し飲み続けます。」と、おっしゃってました。病院に行くのを嫌がってられたのですが、漢方薬の服用で小さくなってよかったです。

 

気になる方は、京都府向日市の漢方心愛薬局にお気軽にご相談ください。

 

※この文章の執筆、監修者 薬剤師 岩脇左予巳

 

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