腰痛・膝痛などの痛み
冬の終わりに多い、肩、首、腰、膝の痛みが強くなる人の体で起きていること(漢方的な見方)
冬の終わり、寒さが一段と厳しくなったこの時期には、特に痛みのご相談が多いです。
・首、肩がガチガチでつらい
・腰、膝の痛みが気になる
・朝、体が固まって動きにくい
・天気が悪いと痛みが特に強くなる
・マッサージしてもすぐに戻る
病院では、「年のせい」「冷えのせい」で終わってしまうことが多いです。
痛み止めを飲んでもよくなっていかない。湿布してもその時だけ。。。
そんな方は、漢方では「理由のある痛み」として考えます。

【漢方で考える、この季節の痛みの原因】
①冷えが体の奥に潜んでいる
冬の冷えは、表面ではなく、関節、筋肉、内側にあります。
自覚がなくても、
・朝が一番つらい
・動き出すと少しマシになる
朝は気温が低いので、朝の痛みがひどいのは、冷えが関係しています。
②血の巡りが悪くなっている
寒さを感じると、体は熱を外に逃さないように、無意識に体に力が入ってしまいます。
そうすると、血流が悪くなってしまい
・筋肉も硬くなる
・老廃物がたまりやすい
・痛みが取れにくい
③体力が落ちていて、回復力も落ちている
この時期は
・年末年始の疲れ
・寒さによる消耗
・気分の落ち込みもあり、活動的でなくなる
治す力そのものが弱りやすくなります。
なので、以前だったら数日で気にならなくっていた痛みが、長引きやすくなって、ちょっとかわったことをすると痛み出したり、痛みの部分が激しい痛みではなくても、気になってしまいます。
【痛み止めを飲んでもなぜ痛みはよくならないのか】
痛みがあると痛み止めを飲まれる方も多いと思います。
以前なら効果を感じていたのに、飲んでいても変わらない気がする。。。
痛み止めは、痛みを止めるというより、血流を止めます。
痛みの箇所より痛み物質がでて、痛みを感じるのですが、血流を止めることで、一時的に痛みを感じないようにしているのです。
痛みのあるところを良くしていくには、血流をよくしないと改善していきません。
漢方では、
「通じざればすなわち痛む」
「栄えざればすなわち痛む」
これは、「血液が流れていないと痛む」ということをいっています。
血液には、温度や酸素、栄養を運ぶ働きがあります。また、不要になったものを回収する働きもあります。
血流がよいということは、改善しやすいということになります。
以前は、痛み止めを飲んで効果があったと思っているのは、自分の治る力がしっかりあったためだと考えられます。
痛み止めの多くは、「解熱鎮痛剤」です。
痛みを止めるの働きもありますが、熱を下げる働きもあるので、長年飲むことで、「体温が低くなってきた」「冷えを感じるようになった」といったこともあります。
【こんな痛みの方は漢方を】
・何年も同じ痛みがある
・痛みがあることで、出かけることに自信がない
・痛み止めを飲むと胃の調子が悪くなる
・そろそろ痛みを卒業したい
【この季節の痛みを春に持ち越してしまうと。。。】
冬の終わりの痛みをそのままにすると春に
・ぎっくり腰
・急な関節痛
・神経痛
として出てくることがあります。
【まとめ】
痛みは、本当につらいものです。
それは、「そろそろ整えて」という体からのサインかもしれません。
この季節に強くなる痛みは、単なる「年のせい」「使いすぎ」だけではありません。
冬の冷えが体の奥にあり、血の巡りや回復力が落ちていることで、痛みとして表にでてきてることが多いです。
痛み止めや湿布で痛みを抑えるだけでは体の状態は変わりません。
体の痛みを我慢する時期ではなく、体を整えて春を楽に迎えるための大切な時間です。
ひとりで我慢せず、気になることがあれば、体のことを一度ゆっくり見直してみてください。
今の体の状態を知ることが出来ますので、お気軽に京都府向日市の漢方心愛薬局にご相談ください。

