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ムカムカ、下痢、食べ過ぎ、飲み過ぎの胃腸風邪には藿香正気散
これからクリスマス、忘年会、お正月、新年会といつもよりご馳走を食べる機会が多いと思います。
飲み放題だったら、飲まないと損だと思い、ついつい飲み過ぎることも。。。
美味しそうなご馳走が目の前にあって、食べないわけにはいかないと思います。
夏ならまだ100歩ゆずって冷たいビールや氷たっぷりの酎ハイ、ハイボールが飲みたいのもわかりますが、汗もかかない寒い冬に氷たっぷりの冷たい飲み物の飲み過ぎ、脂っこい食事の食べ過ぎで胃腸は踏んだり蹴ったり、内臓が疲れていたら処理できなくて、吐いたり下したりの胃腸風邪になってしまいます。
病院に行ったらノロウイルスかもといわれ、それに対しての薬は、整腸剤と吐き気止めが出るくらいです。
よーーーーく考えてください。
疲れた胃腸の気持ちになってみてください。
胃は食べたいと言いましたか?
胃は飲みたいと言いましたか?
誘惑に負けてしまって、飲み過ぎ食べ過ぎになっていませんか?
《なぜ気持ち悪くって吐いてしまうのか》
胃までなんとか運ばれた食べ物でも、消化できる限界を超えていたら、手っ取り早く吐いて、胃の負担を軽くしようとします。
日本人は、吐いたらとんでもないことが起きたかのようにたいそうに思いますが、わざと吐くために使う漢方薬も実はあって、吐いたあとはすっきりします。胃にあるものが腸まで移動するには時間がかかるので、ちょっと粗い方法ではありますが、指突っ込んで吐いてしまってもよいくらいです。
《なぜ下痢してしまうのか》
また、下痢するのは、本来なら尿として余分な水分は出せたらよいのですが、処理できる量をはるかに超えていたら尿で出すより、下痢として出した方がたくさんの水を一度に出せるのです。
体は、理由なく症状を起こしません。
自分の体の限界を知ること。
しかし、限界より少なくても、残業や日々の疲れがたまっていたら、ほんのちょっとのことでも体の負担になってしまいます。
とはいえ、せっかくの楽しい時間を台なしにしないためにも、ぜひおすすめしたい漢方薬があります。
《常備して欲しい漢方薬》
その名は、藿香正気散(かっこうしょうきさん)
ムカムカ、下痢、食べ過ぎ、飲み過ぎの胃腸風邪、季節は違いますが、夏風邪にも使います。
私は、いつもカバンに入れているほど大好きな漢方薬です。
食べ過ぎ、飲み過ぎたと思った時に一包飲んでおくのもお勧めです。
予防が大事。
病院では残念ながら出してもらうことが出来ないので、京都府向日市にある漢方心愛薬局に飲み方の相談などお気軽にお尋ねください。