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人と話すと顔に汗をかく症状を漢方薬と飲食物の摂り方で改善する

寒い季節なのに、顔から汗がでる。

自分だけなら仕方ないと思えますが、人と話しているときに汗が出てきて、相手にどう思われるか気になり、そう思えばそう思うほど、また汗が出る。そんなお悩みはありませんか?

汗は、自然に出てくるものなので、嫌だからといって止めることはなかなか出来ません。

 

汗をかくことは悪い事ではありません。けれど、かきすぎや、異常な汗は、体力を消耗してしまいます。緊張によるもの、更年期などが関係していたり、飲食物が関係していることがあります。夏になれば、「暑いから」と、言い訳出来るかもしれませんが、寒い季節の顔汗は、いい訳も出来ないです。

 

夏になってからではなく、ある程度気温の低い寒い時期に、汗の悩みは改善しておくことをお勧めします。

 

【体で起こっていること】

汗をかくことは、体の中にある余分な熱を出すためだということは、ご存知だと思います。

熱だけを出しているなら、汗にはなりません。そこに余分な水も存在しています。

熱と水だけが出ているかというと、そうではなく、そこに「気」というエネルギーも一緒に出るために、汗をかいた後は疲れてしまうのです。

では、なぜ余分な熱や水があるのでしょう?

人によって様々なのですが、余分な熱が出来る原因は、

・ストレス

・脂っこい物の摂り過ぎ

・アルコールの飲み過ぎ

・甘い物の摂り過ぎ

・便秘

・更年期で月経がなくなり、熱の処理が出来なくなった

など

 

余分な水の出来る原因は

・飲み物の摂り過ぎ

・胃が弱くて水の処理がうまく出来ない

・肺が弱くて水の処理が出来ない

・腎が弱くて水の処理が出来ない

など

 

【自分で出来ること】

・飲食物で脂っこい物やアルコール、甘いものを控える

・便秘しないようにする

・ストレスをためない

 

【漢方で出来ること】

お気づきの方もいるかもしれませんが、体の中に水と熱という真逆の性質のものが過剰に存在しているために、汗という形で外に出そうとしている状態です。これを漢方では、「湿熱」といいます。

だぶついた水(湿)の処理をするなら、温めて乾かす性質の生薬、漢方薬を用います。

だぶついた熱の処理をするなら、冷やして潤す性質の生薬、漢方薬を使います。

 

単に温めるだけだと熱にまた熱を加えることになりますし、冷やすだけだと水は冷えて固まってしまうので、汗をどうにかしたい場合、「温めながら乾かしながら、冷やしながら潤す」ことを同時に行っていきます。

人に会った時に限定されるのであれば、緊張を緩和する漢方薬を加味したり、更年期あたりから症状が顕著に出るようになったのであれば、血液の熱を冷ますものや、腎を元気にする漢方薬を加味したり、便秘があるのようなら、便通をよくするものを加味します。

 

顔の汗は、胃腸が関係していることが多いので、よく摂られる飲食物についても聞き取りをし、舌の状態を見せていただいて、必要に応じて、胃腸を整えます。

 

汗の改善は、真逆のことを同時にしていくので、すぐに改善するというわけにはいきません。1か月単位で症状が良くなっていきます。

 

人と話すと顔にかく汗の症状改善は、京都府向日市にある漢方心愛薬局お気軽にご相談ください。お待ちしております。