その他生活習慣病・ダイエット
夏風邪には藿香正気散や銀翹散がおすすめです
とても暑くて毎晩寝苦しい日が続いています。
クーラーなしではとても寝れないほどですが、温度の調整がうまくいかず、朝起きて喉が痛い、熱中症の予防のために水分を摂り過ぎているからか、なんとなく便がゆるくなっていませんか？
なんとなくだるいといった症状から、夏の胃腸風邪や喉の痛み、咳の症状がなかなか治りにくい方は、漢方薬がとてもおすすめです。
どうして体の調子を崩すのか、夏風邪がなぜなかなか治りくいのか、一緒に考えていきましょう。
【冬の風邪と治し方】
冬の風邪は、寒くて免疫力が下がり、ウィルスに感染してしまうことで起こります。
だいたいは、温かいおかゆなどを食べて、体を温め十分に睡眠をとって、免疫力を高めてウィルスをやっつけることができると、よくなっていきます。
病院の薬は、咳が出ていたら咳止め、熱があったら解熱剤というように、症状を軽減する薬が出されますが、漢方薬は発汗して、免疫をあげたり、体を温めて免疫力を高めたり、滞りを流すようにして、症状を回復に向かわせます。
【夏の風邪と治し方】
暑いと、ついつい口当たりの良いもの、冷たいもの、水分を多くとりがちです。
冷たいものも、摂り過ぎてしまうと、体が冷えすぎてしまいます。
本来は、水分を摂って、体内の熱を汗として出すことで、体温を調整します。けれど、クーラーで外から冷やすので、汗が十分出ずに、体に余分な水分と熱が滞ってしまいます。
冬の風邪のように温めたいところですが、暑くて温めることはできません。
温かい食事もなかなか暑いと食べれないので、ついつい体が冷えてしまい、免疫が上がらなくて、よくなるのに時間がかかってしまいます。
【夏風邪予防の養生法】
夏風邪は、水分の摂り過ぎや、体が冷えすぎたことで起こります。
できれば温かい飲み物や食事を摂り、体を冷やし過ぎないようにしましょう。
お風呂に入ると後から汗が噴き出たり、暑いのでシャワーで済ましてしまうことが多いと思います。クーラーで体は思った以上に冷えていますので、ぬるめの温度で香りのよい入浴剤などを入れて、湯舟につかるようにしてください。つかることでお湯の圧力がマッサージ効果になります。
【夏風邪の漢方薬】
藿香正気散：吐き下しの胃腸風邪。下していなくてムカムカする場合でも、逆に便秘ですっきりしない場合も使えます。
銀翹散：発熱があり、喉の渇き、喉の痛みがある場合におすすめです。
五虎湯：激しい咳がでる。
その他：体が弱く風邪を引きやすい、胃腸が弱い、疲れやすいなど、その方に応じて組み合わせます。
【まとめ】
風邪は、体を温かくして寝ていると、免疫があがりだんだん良くなってきますが、夏風邪は温かくすると熱中症の危険もあるため、クーラーで体を冷やし、冷たい飲食も多いため、よくなるのに時間がかかってしまいます。
漢方薬は、熱による乾燥を予防したり、摂り過ぎた水分を尿から出したり、消化を助けたりすることで、夏風邪の症状を改善してくれます。気になる方は、ぜひ、京都向日市にある漢方心愛薬局にご相談ください。
遠方の方は、電話での相談を出来ますので、お気軽にご相談ください。