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帯状疱疹の痛みと帯状疱疹後の神経痛に漢方薬
帯状疱疹は、水痘帯状疱疹ウィルスによって起こる急性の炎症皮膚病です。多くは成人してから皮膚上に密集かつ連なって水泡があらわれます。発症箇所は身体の抹消神経の走行に沿い、右または左のブロックにだけ帯状に表れます。特徴は神経炎により引き起こされる疼痛ですが、頑固な神経痛が数カ月、長い場合は数年続きます。
水痘帯状疱疹ウィルスは、初めて感染したときは、水疱瘡として発症します。治癒後にウィルスが皮膚の抹消神経に進入し、脊椎神経後根または三叉神経に沿い中心へと移動します。平常時には脊椎神経後根神経節の細胞内に潜伏し、ある一定の誘因または刺激で活性化し、神経節の炎症および壊死を引き起こし、疼痛が発生する。同時にウィルスは神経に沿い、皮膚に伝藩し、帯状疱疹を引き起こします。
原因の多くは、全身または局部の抵抗力の低下です。
痛みがあると多くの人は、何だかわからず内科を受診すると思いますが、本当の初期の初期は発疹は見られないため、帯状疱疹だと診断がつきにくい。発症してすぐに速やかに抗ウィルス剤を服用したら、末梢神経組織の破壊は最小限に食い止めることが出来るのですが、診断が遅れることが多いため、神経痛が残ってしまうケースはかなり多いです。
ここで大事なのは、皮膚科で受診すること。
(内科の先生ではすぐ診断がつきにくい)
手遅れになり神経痛が残ってしまった場合、または神経痛の後遺症予防のために早い段階から抗ウィルス剤と併用して漢方薬を飲むことが出来ます。
また、通常では痛みとして認識しない程度の接触や軽微な圧迫、寒冷などの刺激が痛みとして認識されてしまう感覚異常の場合でも漢方薬が有効です。
顔面や頭部に痛みだけが何年も残ってしまう方、発疹や赤いなどといった見た目の異常がないため、痛みを訴えても理解してもらえず、ただただ痛いことを耐えるしかない方、痛み止めを飲んでもあまり変わらない方もいらっしゃいます。
高齢の方が多かったのですが、最近は若い方の相談も増えてきています。
痛みはとても辛いものです。我慢しないで京都府向日市にある漢方心愛薬局にお気軽にご相談ください