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「病院で異常なし」と言われたときに読む漢方の話
なんかいつも違うので、病院を受診して検査をしたが、「異常なし」と言われた。
そんなとき、あなたならどうしますか?
・異常がないと言われたので、そのまま様子をみる
・ブログで同じような人がいないか探す
・思いつく健康療法やサプリをためす
・誰かに相談する

うちの薬局に来られる方は、「病院での検査結果は異常ないと言われた。けれど、体調は明らかに悪い」とか、「検査は異常なかったけれど、動悸がして、気持ち悪い」「検査に異常があって、しばらく様子みましょうと言われたけれど、様子みてる間に自分でできることをしたい」など、異常はないけど、なんとかしたい。異常があるのに、何もしてもらえないから、自分でなんとかしたいといった方がこられます。
不調は、「気のせい」「年のせい」だけでは改善されません。検査に異常がなかったとしても、自分の体調不良は確かにある。
漢方では、体の中を「気、血、水(き、けつ、すい)」という3つの流れでみます。
これは、検査では数字にならない「めぐりの状態」
この流れが滞ると、体も心も少しずつバランスが崩れていきます。
【気、血、水って何?】
気って、目に見えないものですが、「気疲れする」「気があわない」「気があう」日常的に気の入った言葉を使うことがあると思いますが、わかりやすくいうと「エネルギー」足りないと、疲れやすくやる気がでにくくなります。
血って、現代的医学で言われる血(ち)と同じようなことですが、漢方では量や流れを重視します。不足すると、不安になったり、乾燥症状がでたり、簡単にいうと貧血みたいなことですが、どこの場所の血が不足しているかで、症状は違います。流れが滞ると肩こりになったり、痛みになったり、イライラしたりします。
水って、体にとって必要なものですが、たまってしまうとむくみ、めまい、頭重の原因になります。
検査で異常がなくても、しんどい、体が冷える、眠れない、食事が食べれない、美味しくない、気持ちが落ち込む、痛い、体温を測っても正常なのに熱っぽい、夕方になると発熱する、寒くなったり熱くなったりなどなど、全部体で何かが起こっているから現れていると考えます。なんなら検査の数値に異常があったら、進んでしまっていると判断するくらい、あなたの思う不調は、すべて体からのSOS、メッセージです。
漢方では、あなたの体の声を聴いて、不足があったら補い、不要なものがあったら排除し、体の流れを整えるお手伝いをします。
残念ながら、1回飲めばすぐに結果が出るというものではなく、毎日続けていくと、「体が軽くなった」「朝の目覚めがすっきりするようになった」「冷えを感じにくくなった」「何かしたいと思えてきた」など、体の変化と心の変化を感じていただけています。
もし今、原因がわかない不調で悩んでいるなら、体のバランスを見直すタイミングかもしれません。
70代の女性Aさん
夕方になると、動悸がする。病院で検査をしたけれど、異常はありませんでした。異常がないと言われても、毎日動悸がするので、気持ちが悪い。なんとかできませんか?と相談に来られました。動悸に関してのこれまでの経過、他の病歴、服用されているお薬、あれやこれやお聞きしました。気血水の流れをよくするものを飲んでいただき、漢方について、養生についても説明しました。動悸の頻度は減っていき、4か月過ぎたころには、ほぼしなくなりました。ご本人は、自分の体がここまで変化するとは思っていなかった。今まで、体の負担になるから、続けてしないようにしていたことも、無理なくて出来るようになってきたと喜んでくださいました。
40代女性Bさん
今年になってから、体調不良が顕著になって、あちこちの病院で検査したけれど異常はないと言われた。検査は異常がないのに、体調が全然改善しない。更年期も近いので、何かできることはないかと、来られました。いろいろお聴きして、試しに飲んでもらったら、翌日今までと寝起きが違うということで、継続していただいています。何万円もする検査をして、異常がないと言われ、なんにも改善しなかった。それどころか、不調が増えていって、不安だった。飲むことで体調がよくなることを実感できて嬉しいとおっしゃって、続けてお飲みいただいています。
病院の検査では、わからないくても、体はちゃんとサインを出してくれています。
「何も異常がないのにしんどい」のは、気のせいではありません。
漢方は、体からの小さな声をみつけて整えるお手伝いをします。
ゆっくりですが、確かに体は変わっていきます。
もし今、原因がわかない不調に悩んでいるなら、一度体のバランスを見直してみませんか?
京都府向日市にある漢方心愛薬局にお気軽にご相談ください。お待ちしております。

